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シグマ、タムロンなどサードパーティーのメリット、デメリット!購入前にチェックしたい項目まとめ!

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シグマやタムロンなどのサードパーティ製レンズには圧倒的なコストパフォーマンスを備えた個性溢れるレンズがたくさんあります。

ただ、純正じゃないレンズって本当に大丈夫なの??という心配も当然出てきますよね。
今回はそんなサードパーティー製のレンズのメリット、デメリットを解説したいと思います。

サードパーティのメリット

サードパーティ製レンズのメリットとして特筆すべき点は

  • コストパフォーマンスが非常に優れている。

  • 純正には存在しない、機能性豊かなレンズがある。

この2点じゃないでしょうか。順番にみていきましょう。

 

コストパフォーマンスが非常に優れている。

Canon、シグマ、タムロンの3社で出来るだけ条件の揃ったレンズで比べてみます。

Lレンズ、Art、SPは各社の高級レンズシリーズで、焦点距離が24-70mm、F値が2.8の通し、高速オートフォーカスモーター搭載でどれもほぼ同じぐらいのスペックのレンズです。
シグマとタムロンにおいては手ぶれ補正機能も付きながら発売日が古めのCanonレンズよりも大幅に価格が安いです。

そして何よりシグマ、タムロンのレンズは表現力も素晴らしいです。
安くて綺麗!これがサードパーティーレンズの最大の強みじゃないでしょうか。

 

純正には存在しない、機能性豊かなレンズがある。

純正にはない、機能性豊かなレンズがたくさんあります。

焦点距離が18-400mmという驚愕の超高倍率のズームレンズ。一つのレンズでここまでの焦点距離をカバーしてくれるレンズは他にはありません。

 

 

焦点距離が8-16mmという超広角レンズ。魚眼ではなく通常のレンズでこの画角を実現した唯一のレンズです。

 

 

ズームレンズでありながらF値が通しの1.8というレンズ。単焦点レンズを何本も持っているような気分にしてくれる非常に優れた描写力を備えた魔法レンズです。

この様な飛び抜けた性能、汎用性を持ったレンズがあるのでシグマ、タムロンには固定ファンが多いです。
純正メーカーが製造していない思い切ったレンズを持っているのもサードパーティーの魅力ですね。

 

サードパーティのデメリット

サードパーティーのデメリットは

  • 重い、でかい。

  • 純正にくらべるとオートフォーカスが少し苦手。(前ピン、後ピン)

  • ズームリングの回転方向が異なる場合がある。

この3つが大きなポイントになると思います。

 

重い、でかい。

まずは純正と比べると重い、でかいレンズが多いです。
収差(画像の劣化)の補正の為に多くレンズを使ったりしている分、物理的にどうしても重く、でかくなります。
ものによってはレンズだけで1㎏を超える重さのものもあります。
知らずに購入すると後で困ってしまうかもしれませんので購入前にチェックしておくと良いでしょう。

 

純正にくらべるとオートフォーカスが少し苦手。

オートフォーカスで大事なのは速さと精度です。

前はオートフォーカスの速度は純正の方がやはり早いイメージでした。
ただ最近はシグマ、タムロンのレンズも驚くほどフォーカス速度が早いレンズがあり、さらにカメラ本体の性能もかなり向上しているので、メーカーでは正直そんなに差があるようには感じません。
それでも純正の方が速いレンズが多いかもしれませんが、メーカーというよりは個々のレンズによりけり、という感じでしょうか。

精度も基本的には問題ないのですが、個々のカメラとレンズの相性で精度にバラつきが出る事があります。
撮影時にはしっかりピントを合わせているはずなのに、実際写真を見てみるとほんの少しピントがずれている、、という感じです。
撮影時に合わせているピントよりも実際は前にピントが合った写真になってしまう事を前ピン、後ろにピントが合ってしまう事を後ピンといいます。
もちろん、純正のレンズでもまれにある事なんですが、やっぱりサードパーティーのレンズの方が良く起こる現象です。

ただこれはレンズメーカーに調整に出すか、自分で調整する事で改善出来ます。

レンズとカメラ本体、もしくは撮影データをメーカーに送れば(レンズ単品でも可)自分の持っている本体に合わせて最適なピント調整をしてくれるので、購入したら何はなくともとりあえずピント調整に出す、という方もおられます。
タムロンは保証期間内が無料、シグマなんかは保証期間に関わらず無料で行ってくれますので、気になる事があれば遠慮なく送っちゃいましょう。
まぁ少々面倒くささはありますが、アフターフォローがしっかりしてくれているのは良い事です。

他にもタムロンの場合はTAP-in Console、シグマの場合はUSB DOCKという別売りアクセサリーを使って自分で調整する事も可能です。(対応するレンズのみです。)

別売りかよ!と思うかもしれませんが、こちらはピント調節の他にもファームウェアのアップデート、フォーカスリミットのカスタマイズ、手ぶれ補正の調整などなど、機種によって色々調節可能な優れものなので使っている人も多いです。

 

ズームリング、フォーカスリングの回転方向が異なる場合がある。

これに関してはサードパーティーだから、という訳ではなくてどのメーカーにも言える事なんですが、メーカーごとにリングの回転方向が異なるために、組み合わせで今使っている物と逆の回転方向になる事があります。

例えばキャノンの場合、反時計回りで望遠になりますが、ニコンは時計回りで望遠になります。
サードパーティーでもシグマはキャノンと同じく反時計回り、タムロンはニコンと同じく時計回りです。

そもそも大手レンズメーカーが方向を揃えてくれていればこんな事にはならなかった気もしますが。笑
デメリット、というほどの事ではないかも知れませんが慣れるまでは少し戸惑ってしまうかも知れません。

各メーカーのズーム、フォーカス回転方向の一覧を載せておきますので参考までに。

ズーム
(望遠方向)
フォーカス
(無限遠方向)
キャノン 反時計回り 反時計回り
オリンパス 反時計回り 反時計回り
シグマ 反時計回り 反時計回り
ニコン 時計回り 時計回り
ソニー 時計回り 時計回り
パナソニック 時計回り 時計回り
ペンタックス 時計回り 時計回り
タムロン 時計回り 時計回り

まとめ

シグマやタムロンの様なサードパーティーのレンズは今やプロを含めて持っていない人の方が少ないんじゃないかと思うぐらいたくさんの人に使用されている無くてはならないレンズです。
サードパーティーゆえのメリット、デメリット、きちんと理解してあなたの使い方に合ったレンズを探してみて下さい。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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